BKK GT REX — クロマグロキャスティングでこのフックにした理由

BKK GT REX 6/0(左・5本入)と7/0(右・4本入)のパッケージ。クロマグロキャスティング用に選んだトレブルフック。

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目次

結論

クロマグロキャスティングのフックは、BKK GT REXにしました。

決め手は、100kg以上を何度も上げた知人の「これしかない」という言葉でした。自分の釣果ではありません。信頼できる実績者の証言です。即座に切り替えました。

調べていくと、設計に根拠がありました。そしてオーナーST-76と比較するうちに、一つの事実に行き着きます。GT REXの7/0サイズは、ST-76には存在しない。比較以前の話です。

BKK GT REX 6/0(左・5本入)と7/0(右・4本入)のパッケージ。クロマグロキャスティング用に選んだトレブルフック。

オーナーST-76から切り替えた、という話

以前はオーナー ST-76を使っていました。スティンガートリプルフックシリーズのクラス7、最高位の太軸フック。クロマグロキャスティングにおいて、太軸は前提になります。その前提を満たすフックとして選んでいました。

切り替えを考えたことはありませんでした。問題を感じたことがなかったからです。

知人に言われました。「フック、BBKに変えた方がいい。GT REXで100kg以上を何度も上げている。」それだけの説明で、それだけで十分でした。翌日注文しました。

その後、改めてST-76の仕様を調べました。サイズ展開を確認したとき、一つのことが分かりました。ST-76の最大サイズは5/0です。

3/0・4/0・5/0。それ以上は存在しない。

コイノボリポッパー230 for MONSTER TUNAに付けている7/0は、そもそもST-76にない番手でした。比較以前の話です。

BKK GT REX オーナー ST-76
サイズ展開 5/0・6/0・7/0 3/0・4/0・5/0
ワイヤー規格 7X(BKK最高規格) 線径2.77mm(5/0)
重量(5/0) 13.65g 18.7g
重量(7/0) 20.57g 存在しない
フックアイ マイクロリング(溶接)付き
フックポイント ハンドグラインド 2段尖頭設計
希望小売価格(5/0) ¥2,750(5本入) ¥2,000(税別)
GT REXはサイズ展開が5/0〜7/0に特化。クロマグロのような大型魚専用の設計です。

GT REXの設計を調べると、根拠があった

BKK(BKK Hooks International)は中国・浙江省の港町が発祥の、6世代にわたるフックメーカーです。元は漁業用の量産フックを製造していた会社で、ブランドの派手さはない。釣具ブランドとしての認知度は日本国内ではまだ高くありませんが、メーカーとしての背景は長い。

GT REXという名前の意味から入ります。GTはGiant Trevally(ロウニンアジ)、REXはラテン語で「王」を意味する。大型回遊魚の王を仕留めるためのフック、ということです。2019年のグッドデザイン賞を受賞しています。

素材はBKK-81W/Vという、BKKが製品に使う中で最も強度の高い線材。それに加えて独自の熱処理を組み合わせ、弾性と復元力を確保しています。単純に硬いだけでなく、ある程度たわんで戻る設計とのこと。

構造面の特徴は3点あります。

鍛造シャンク+精密溶接。シャンク(フックの軸部分)を鍛造で成形し、そこに精密溶接を組み合わせることで強度を従来比最大20%向上させているとされています。鍛造は型に圧力をかけて成形する製法で、切削よりも組織が密になる。

マイクロリング(溶接リング)付き。フックアイに溶接された小さなリングが最初から付いています。スプリットリングとの接続部の遊びが減り、荷重が軸方向に集中しやすくなる設計です。

ハンドグラインド製法のフックポイント。機械研磨ではなく手作業での研磨。BKKの説明によれば「業界最長クラスのフックポイント」かつ「最大級のゲイプ幅」を持つとしています。ただし線径やゲイプ幅の具体的な数値はメーカー公式には公開されていません。引張強度の数値も非公開です。

正直に書いておきます。引張強度の実測値が分からない以上、「どれだけ強いか」を数字で示すことはできません。判断の根拠は、設計の合理性と知人の実釣実績に置いています。まだ大型クロマグロは獲れていませんが、フックへの後悔は考えたくない。


7/0という番手

GT REXの7/0の重量は20.57g、4本入り¥3,300(税込)。1本あたり825円です。

クロマグロキャスティングの消耗品として考えれば、フックにかけるコストとしてそれほど高くありません。ラインシステムが複数千円、ルアーが数千円以上するこの釣りで、フックで節約する理由はない。フックはクロマグロと直接接触する唯一の部分です。

コイノボリポッパー230 for MONSTER TUNAへの装着については別の記事で書きました。このルアーのボディ重量は140gで、GT REX 7/0(20.57g)を付けてもフロートバランスが崩れない浮力があります。バブルディップ220Fが93gで推奨フックがST-66 #4/0(約8.90g)だったのとは根本的に設計思想が違う。

GT REXの展開サイズが5/0〜7/0だけであることは、裏を返せばそれ以外の用途を想定していないということです。GTやクロマグロ、それに準ずる大型魚のみを対象にしている。中途半端な適用範囲を持たせない設計だと感じています。


実感について、正直に書く

2025年シーズンから使っています。オーナーST-76と並行比較したわけではないので、刺さりの違いや強度の違いを実感として述べることはできません。フックが変形したこともなく、バラしの原因をフックに求めた記憶もありません。

それが「差がない」ことを意味するのか、「差に気づけていない」ことを意味するのかは分かりません。ただ、知人の実績とフックの設計を確認した上で選んでいる、という事実は変わりません。まだ大型クロマグロは獲れていませんが、フックへの後悔は考えたくない。


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この記事のタックル

ロッド: SALTIGA C DOGFIGHT 67-15
リール: 25 SALTIGA 30000-P
ライン: ─
ルアー: スカイグレー コイノボリポッパー230 for MONSTER TUNA
フック: BKK GT REX 7/0


このフックを含む私のタックル一式構成は、こちらにまとめています。
→ 私のクロマグロキャスティング タックル一式公開(2026年版)

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この記事を書いた人

38歳、会社員、関西在住、匿名で書いています。小学生でブラックバス、社会人で海釣り、東南アジアでの怪魚釣り、キハダのエビング・キャスティングを経て、クロマグロキャスティングに至りました。富山湾で一本、三年前。それ以来大型は未達ですが、道具選びだけは妥協しないと決めて、買ったもの・見送った理由を記録しています。200kgオーバーを夢見て、いまも研究を続けています。

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